赤ちゃんの鼻水と咳、熱がないときの見極めと対処法


赤ちゃんが鼻水や咳をしていると、「風邪?」「病院へ行くべき?」と不安になりますよね。特に熱がない場合は、様子を見ていいのか迷う方も多いはず。
この記事では、赤ちゃんの鼻水・咳が出るときの原因や病院受診の目安、薬との付き合い方、そして家庭でできるケア方法をわかりやすく解説します。


赤ちゃんの鼻水と咳の主な原因

赤ちゃんの鼻水や咳の多くは、風邪やウイルス感染によるものです。
免疫がまだ十分でないため、保育園などで感染を繰り返すこともあります。
また、乾燥やアレルギー、鼻づまりによる後鼻漏(鼻水が喉に流れる)でも咳が出ることがあります。

熱がない場合の考え方

熱がないときは、軽いウイルス感染や環境要因によるものが多く、元気で食欲があれば大きな心配はありません。
ただし、咳が長引く・鼻水が黄色く濃くなるなどの変化があれば、早めに受診を。


薬を飲んでも治らない?医師に聞いた体験談

あるとき、子どもが鼻水と咳を出し始めたので病院を受診し、薬を1週間分処方してもらいました。
しかし飲み切っても完全には治らず、再診したところ医師からはこう言われました。

「保育園に通っていると、どうしても何かしらの風邪症状は出ます。免疫がまだないので、完全に治るまで薬を続けるなら2年くらいかかるでしょう。」

さらに、

「夜眠れないくらいの症状でなければ、薬を出さず様子を見ても大丈夫です。」
と言われたのです。

そこで薬をやめて様子を見たところ、数日後には自然に回復しました。
この経験から、「薬で無理に抑えるより、子どもの免疫を育てることも大切」だと実感しました。


病院へ行くべきサイン

以下のような場合は、小児科の受診をおすすめします。

  • 38度以上の熱が続く(生後3ヶ月未満はすぐ受診)
  • 呼吸が苦しそう、ゼーゼー音がする
  • ミルクや母乳をあまり飲まない
  • 咳で夜眠れない、嘔吐や下痢がある

元気そうでも、症状が1週間以上続く場合は、一度医師に相談しましょう。


家庭でできる鼻水・咳ケア

加湿と温度管理

室内の湿度は**50〜60%**を目安に保ちましょう。乾燥は喉や鼻の粘膜を傷め、症状を悪化させます。
加湿器を使うほか、濡れタオルをかけるのもおすすめです。

鼻水の吸引

鼻づまりは呼吸や授乳の妨げになります。
ベビーノーズクリーナーなどでやさしく吸い取ってあげましょう。
強く吸いすぎると粘膜を傷つけるため注意が必要です。


水分補給

母乳やミルクをこまめに与え、脱水を防ぎましょう。
熱があるときは赤ちゃん用の経口補水液も有効です。

睡眠環境を整える

咳や鼻づまりで眠れないときは、上体を少し高くして寝かせると呼吸が楽になります。
枕の下にタオルを敷いて角度をつけるのがポイントです。


まとめ:焦らず見守ることも大切

赤ちゃんの鼻水や咳は、成長の過程でよくある症状です。
元気があり、食欲があれば多くの場合は自然に治まります。
一方で、夜眠れない・苦しそう・長引くなどのサインがある場合は、早めに病院へ。

薬に頼りすぎず、免疫を育てるつもりで、加湿・水分・休息を意識してあげましょう。
お子さんの「自然治癒力」を信じて、焦らず見守ることが大切です。


この記事のポイント

  • 熱がない咳・鼻水は軽い風邪の可能性が多い
  • 保育園児は免疫未発達のため風邪を繰り返す
  • 夜眠れない・食欲がないときは受診の目安
  • 家庭では加湿・水分補給・鼻吸いでサポート

投稿者 nshrri

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